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    (なごやかな雰囲気の閉会式の後の記念撮影)

     昨日、今日の週末29、30日の二日間、永田町の国会議員会館で日韓・韓日議員連盟合同総会が開かれました。

     今年で36回目の総会ですが、昨年は日韓関係が悪化したため開かれず、2年前のソウルの総会以来2年ぶりの再開となりました。

     私は、今年から超党派の日韓議連の事務局長代理を勤めており、運営委員会のメンバーとして裏方の仕事をさせていただきました。

     昨日は、午後3時から合同運営委員会。日本側の河村建夫幹事長、直嶋正行運営委員長、韓国側の姜昌一幹事長、鄭宇澤運営委員長をはじめ、両国の運営委員数人で分科委員会の構成と共同声明の草案などの議論をしました。共同声明の文案は、明日の各分科会の意見を踏まえて幹事長同士で調整することになりました。

    (合同運営委員会の模様)

     午後4時からは、安倍内閣総理大臣をお招きしての開会式と合同総会。総会では、額賀福志郎会長と黄祐呂会長の基調講演と直嶋正行運営委員長の経過報告が行われました。

     その後、額賀福志郎会長主催の懇親会で初日は幕を閉じました。額賀会長の「2年分のお酒を一緒に飲みましょう」とのごあいさつは両国の国会議員に大受けでした。

     今日は、午前9時から5つの分科委員会で議論が行われました。安保外交、経済科学技術、社会文化、法的地位、未来の分科委員会があり、私は、法的地位委員会に所属しました。

    (法的地位委員会ので発言する岸本周平)

     石井啓一委員長と禹潤根委員長の下、永住外国人の地方参政権問題について話し合いました。

     日本では、過去7回、永住外国人の参政権を認める法案が国会に提出されましたが、結局すべて廃案となっています。一方で、韓国では、すでに永住外国人の地方参政権は認められています。日本人の永住者も約1万人が地方選挙の選挙権を与えられています。

     韓国側のメンバーはほとんどが元判事さんや弁護士さんたちで議論は専門的でした。そのポイントは、在日の韓国籍の住人の地方参政権を認めてはどうかという議論ではなく、国際的な大きな流れとして、永住外国人の地方参政権は普遍化しつつあるという議論でした。せめて、相互主義の原則で認めてはどうかとの立論です。

     こちらは、日韓の国民感情がここまで悪くなっている以上、今、日本の国会で法案が通る地合にない。日韓の友好を取り戻すことが、この問題を解決する近道ではないかという立論で対応。

     しかし、国際的な動向と相互主義で攻められるといささか分が悪いことは否めません。

     最終的な報告文は「韓国側は、日本の国会で、永住外国人に地方参政権を付与する内容の法案が迅速に成立されるよう日本側の格別な協力を要請した。日本側は法案の実現に向けて、今後とも一層努力することを表明した。」となり、宿題をもらった格好になりました。

    (激しい議論のあった法的地位委員会終了後、全員でなごやかに記念撮影)

     午前中の各分科委員会での議論をまとめ、共同声明を採択する閉会式は、30分遅れ、ようやく午後1時に満場一致で共同声明が採択されました。

     ポイントは、日本が村山談話をはじめ歴代政権の立場を継承することや日中韓三カ国の共同歴史教科書の実現に向け、努力を日韓両国政府に促すことなどです。

     まだ行われていない日韓の首脳会談に関しては、そのことを目的にするのではなく、まずは日韓の外交関係を改善する努力をして、その上で、実のある首脳会談を実現すべきとのコンセンサスが両国の議員同士でできました。

     私が司会をした閉会後の記者会見では、その点が問われましたが、日韓の代表がそれぞれに、今の日韓関係は今までになく悪化しているため、慰安婦問題や首脳会談などの議論をすべきではない。まずは、そのような議論ができるような良好な関係に持っていこうとのコンセンサスをていねいに説明しました。

     この辺の感覚は、両国ともに与野党が超党派で参加している中で、私たち議員にはとても自然な感じでした。

    (共同記者会見の司会をする岸本周平)

     閉会後は、午餐会でなごりを惜しみました。この司会進行も私が担当。楽しい会になりました。

     このような厳しい両国関係の時こそ、国会議員同士が顔を合わせて議論をし、一緒に飲んだり食べたりすることの重要性を再認識した二日間でした。

     また、超党派の議員連盟の醍醐味を味合えた二日間でもありました。

     自民党の伊藤信太郎事務局長と伊藤忠彦事務局次長のお二人にはすっかりお世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。

    (午餐会の司会をする岸本周平)

     
     

     

     

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「日韓の首脳会談実現を目指してー日韓・韓日議員連盟合同総会(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54671584.html)」

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    (小久保杯の閉会式であいさつをする小久保裕紀侍ジャパン監督)

     今日の日曜日は、朝からイベント小僧に専念しました。

     まずは、片男波でのリレーマラソン大会でごあいさつ。

    (城まちわかやまリレーマラソン開会式でのスピーチ)

     リレーマラソンは4年前にJTB和歌山支店の皆さんのアイデアで誕生。年々、盛んになって、今年は1200人の参加者。私も毎年、参加してきたのですが、今年はイベントが重なりすぎて参加を断念。来年はぜひとも走ります。

     各チーム最低6人から14人の参加で1周2.1kmを20周(42.195km)走りますから、一人で2回3回と走る人もいます。みんなでワイワイ言いながら一体感を持てる楽しいイベントです。

    (黒潮オープン和歌山県障がい者卓球大会)

     その後、黒潮オープン和歌山県障がい者卓球大会でごあいさつ。この大会はチャレンジドの皆さんだけではなく、健常者の方も参加できる大会です。

     毎年、うかがっているので知り合いも増えてきました。継続は力なりですね。皆さん、すっごく卓球、上手です。


     今年で9回目の「市場まつり」にも顔を出しました。毎年3万人以上の人出のビッグイベントですが、最初の2、3年はお客さんが少なくて、クエ鍋やかに鍋も余って捨てることもあったそうです。

     今は、午前中には、まず売り切れてしまいます。

     中央市場の建替えも課題になっていますが、単に市場の機能だけを残すのではなく、フィッシャーマンズワーフのように飲食店や物販の地区を併設したような建替えを目指すべきだと思います。

     今日の人出を見ただけで、実現可能性はあると確信します。

    (和歌山中央卸売市場での市場まつり)


     そして、メインイベントは何と言っても「小久保杯」少年野球大会

     今年は、貴志少年野球団が優勝、直川少年野球クラブが準優勝でした。

     小久保裕紀監督から、表彰され、メダルを直接かけてもらった子どもたちには感動の一日だったと思います。みんなで小久保監督を目標に頑張ってもらいたいですね。

     その後、関係者で打上げに出かけました。小久保さんから、台湾での監督デビューのお話を聞きましたが、試合中、頭を使い続けるので、試合終了後帽子を脱いだら、頭だけ汗をかいてたそうです。

     ぜひ、名監督になってもらいたいですね。そして、いずれはソフトバンクホークスの監督として、プロ野球に戻ってきて欲しい人です!!

         (毎年恒例の小久保裕紀監督とのツーショット)


    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「第9回小久保杯少年野球大会(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54672222.html)」

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    11月20日
    民主党茨城4区幹事会を開催しました。茨城4区での再起の決意を表明致しました。また、 来年の県議選を始め地方議会選挙対策つて協議しました。厳しい道のりになりますが、初心を忘れず頑張ります。



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    11月23日
    高野守を支援する草の根会会長会議を開催しました。この一年、正直、家族の事も含め悩みましたが、茨城4区での再起の決意を表明致しました。私の今後を本当に心配して下さり、衆議院以外の道はどうか?等さまざまな意見がありましたが、最終的に私の決意を尊重して下さり結束しての支援を決定頂きました。厳しい道のりになりますが感謝の気持ち、初心を忘れず頑張ります。



     

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    (ニーアル・ファーガソン著「劣化国家」、東洋経済新報社、2013年)


     ニール・ファーガソン教授の「劣化国家」を読んで、最近、もやもやと考えていたことが、かなりクリアーになりました。

     ファーガソン教授は、今、西洋(日本を含む先進国)が没落しつつあることに関して、「デレバレッジ(債務の圧縮)」だけで説明はつかないとし、アダム・スミスの「定常状態」を引用して説明しています。

     定常状態の第1の特徴は、「大多数の人がおそろしいほどの低賃金に甘んじていること」です。

     第2の特徴は、「腐敗した独占的なエリートが、法律や行政制度を自分の利益になるよう利用できること」でした。

     アダム・スミスの時代はこれが当時の中国で起きており、今は西洋で起きているというのがファガーソン教授の見立てです。

     その原因は、まず「民主主義の赤字」だと指摘します。

     つまり、「公的債務という仕組みのおかげで、現世代の有権者が、投票権を持たない若者やまだ生まれていない人たちの金を使って生きていける」ため、世代間の「協働事業」が侵害されていると、教授は批判します。「将来の世代に対する裏切り」とまで言っています。

     二番目は金融規制の問題です。規制をいくら強化しても意味はない。むしろ簡素な規制と執行の強化こそが、複雑な金融界の脆弱性を軽減するのだと主張します。複雑な規制は市場経済の仕組みへの深刻な誤解に根ざすものだと批判。

     三番目に、西洋社会、特にアメリカで「広義の法の支配が衰退」していることを指摘。成文法の複雑さや法律費用の増大に加え、法の支配ならぬ「法律家の支配」を鋭く批判します。

     最後に、イギリスやアメリカの市民社会の衰退、つまり慈善団体などの任意団体の衰退をもたらした政府部門の市民社会への侵害を批判します。これを「国家の過剰なうぬぼれによるもの」だと切り捨てます。

     また、将来への技術的な楽観論を戒めています。公的債務問題を最大の課題と認識し、有名なラインハートとケネスの論文を引用し、公的債務負担がGDPの90%を超えると、経済成長率を押し下げるとの研究成果を紹介しています。

     そして、「民間主導の取り組みを増やし、国家への依存を減らすことで、西洋の社会が恩恵を受ける」という結論を導いています。

     「それがいまや保守的な立場と言うなら、それでかまわない。かってこの考えは、真のリベラル主義の真髄と見なされていた。」

     今のアベノミクスは、国家主導の経済政策です。結局、第2の矢も第3の矢も財政のバラマキに過ぎません。

     本当の意味での民間主導の取り組みを進めた、「新しい公共」の理念は間違ってなかったと思います。

     「民間主導の取り組みを増やし、国家への依存を減らすこと」を基本に、新生民主党の新しい政策を作っていきます。

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「国家主導のアベノミクスは間違っているー「国家が劣化するということ」(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54668628.html)」

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    秘密保護法が可決成立した。自分の不徳と思いながらも、やはり、落選し国会での議論に参加出来ない自分が、正直情けなく悔しい。テレビや新聞を見るほどに落選の現実、巨大与党の危うさを痛感した。私も街頭に立ったが悔しさが残る。第三者機関の設置も後付けで形だけ、秘密の範囲も不明のままだ。民主主義は国民が選ぶ選挙での数が基本、しかし議論を尽くす事を忘れてはならない。外交防衛上必要な部分はあるが今回の手法、内容は容認できない。


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    アフリカの星、ネルソンマンデラ元南アフリカ大統領。現代史の中で私の最も尊敬する政治家です。国家反逆罪で終身刑を受けながらそれでも信念を貫きアパルトヘイト、人種差別撤廃、平等な社会の実現に命を掛けた。常に死と直面しながら戦った彼に比べれば、私の戦いなど恵まれ過ぎで恥さえ感じる。良くも悪くも今の日本は平和である。しかし、10年先20先はそうはいかないだろう。その時私も信念を貫く政治家でありたい。マンデラさんはアフリカだけでなく地上の星だ。心からご冥福をお祈り申し上げます。


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  • 12/08/13--06:34: スポーツの持つ力
  • (わかやまツーデーマーチであいさつする岸本周平)

     この週末は、スポーツイベントと忘年会で大忙しでした。

     土曜日には、まず第15回わかやまツーデーマーチの開会式に行ってきました。北は北海道南は九州の全国から700人を超える参加者が集まる大きなイベントです。

     二日間、30キロコース、20キロコース、10キロコースなどに挑戦します。美しい和歌山の自然に触れていただける最高のチャンスです。美味しい和歌山ラーメンも楽しんでいただきたいですね!

     和歌山県ウオーキング協会の皆さんがホスト、ホステス役で「おもてなし」をされています。いつもは健脚を誇る皆さんが、裏方に徹してサポートします。

    (開会式で整列したママさんバレーの選手団)

     日曜日は、和歌山県ママさんバレーボール連盟主催の第17回おれんじロードバレーボール大会の開会式に。今年は県下91チームの参加で、入場行進は迫力満点。女性パワーに圧倒されました、、笑。

     浪人中は、夜の練習にもよく出かけてごあいさつをさせてもらいました。ママさんバレーの皆さんは、はじけるような笑顔で迎えてくださいました。笑顔でスポーツする姿は素敵です。

    (支部対抗試合の開会式)

     その後、和歌山県武道館で開かれた和歌山県柔道連盟主催の支部対抗試合に。連盟顧問としてあいさつをしました。

     小学生、女子、男子一般各チーム10人で戦います。小学生も厳しい組み手争いをしながら、素早い動きで良い試合をしていました。

     私自身も、この武道館で試合をしたことがあります。中学3年生の時に、城東中学柔道部のメンバーとして和歌山市大会で優勝したことを思い出しながら観戦。

     女子は皆さん精鋭ぞろいで見応えのある試合ばかりでしたよ。



     2年後のわかやま国体、障がい者のわかやま大会に向けて草の根のスポーツ大会から盛り上げていくことは、とても大事だと思います。

     何より、私たち一人一人がスポーツをしたり、応援することでパワーアップできます。今週も素晴らしい週末になりました。


    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「スポーツの持つ力(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54679658.html)」

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    (二葉学園にて、社会的擁護の必要な子ども達を応援する議員連盟のメンバー、二葉学園の武藤さん、小倉さんと)

     今日は、社会的擁護の必要な子どもたちを応援する議員連盟の辻本清美会長、細野豪志副会長と一緒に児童養護施設の視察に行ってきました。

     調布市の「二葉学園」と「調布学園」です。

     二葉学園では、武藤素明さん小倉要さんからお話をうかがいました。

     二葉学園は、グループホーム的な少人数での施設運営のモデルケースとして成功している施設です。本当に家庭的な施設がバラバラに運営されています。

     政府からの措置費以外に、東京都からの助成があるので、人員配置なども和歌山などの地方都市に比べると恵まれています。

     それでも、ネグレクトや被虐待の子どもさんが多い現状では、子どもたちと向かい合う中で課題がたくさんあるとおっしゃいます。

     何より、児童相談所から措置されて送られてくる子どもたちは、その段階でギリギリの状態だそうです。

     それは、東京都と言えども、児童養護施設が既に定員いっぱいで運営されているため、子どもが切羽詰まるまで送り込めないという現状があります。

     後藤さんたちからは、「そのようになる前に、お預かりできれば子どもも施設も助かるのですが、、、まあ、しかし、現状を考えるといたしかたない。」とのこと。

     また、乳児院も運営されており、里親なり特別養子縁組の重要性と難しさについても、じっくりとお話をうかがうことができました。

     先進諸外国では、愛着障がいを防ぐためにも幼少期からの里親制度が原則で、乳児院は存在しません。

     外国との違いは、日本の場合、「親権」が強くて、施設の子どもに会いにこない親でも里親や養子を拒むことができること、いわば「親子関係」に血縁が重視されることもあるようです。

    (二葉学園の武藤素明さん小倉要さんとの会談の模様)

     その後、伝統のある調布学園を訪ねました。こちらは、広い敷地の中に建物が点在し、小規模のグループで生活しています。
     
     統括園長の渡邉茂雄さん、施設の責任者の遠田滋さん、春日明子さんにお会いしました。春日さんは勤続50年のベテランで、子どもたちが安心して頼りにしている姿が微笑ましかったです。

     調布学園も、少人数での運営で成功していますが、短期的に子どもを預かるショートステイも運営しています。

     旅行や仕事などで預ける方よりも、育児不安で相談にくる方が多いそうです。

     ネグレクト(育児放棄)のほとんどが親の精神疾患が原因だとお聞きしました。普通、「育児放棄」なんて、どんなひどい親なんだろうと思いがちですが、精神的な疾患が原因なので、親と子どもを一緒に保護すべきなんですね。

     これは、どちらの学園の方々も同じで、親子でケアすべきだが、制度がうまくつくられていないとのご意見でした。なお、調布学園では母子寮も運営して、親子のケアにも挑戦されていました。

     幼児期の里親や養子縁組の問題、施設にいる子どもたちの課題、そして施設を出た後の就職、進学や生活の問題などを再認識できた視察となりました。

     これからも、社会的擁護の必要な子どもたちを応援する議員連盟を足がかりに、地道に活動し、いずれは超党派の議員立法で、一歩でも改善できるよう頑張ります。

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「社会的擁護の必要な子どもたちを応援する議員連盟(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54679698.html)」

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    (半藤一利著「昭和史」、平凡社、2004年)


     昨今の、特定秘密保護法案をめぐる報道のみならず、対中国、韓国への反応や、憲法論議に至るまで、マスコミの報道をどう考えるか、大きな課題だと思います。

     私のような一人の政治家がもの申しても、「ごまめの歯ぎしり」に過ぎないかもしれません。

     政治家は常に批判の対象になるべきですし、自分たちの意見がまともに取り上げられないとしても、それはこちらの力不足でもあります。

     しかし、過去の歴史に学ぶ時、マスコミの側にも真摯に反省しながらこの国の行く末を共に考えていただきたいと思います。


     半藤一利さんの「昭和史」を読み返しました。当初、昭和6年(1931年)9月の満州事変に対して批判的であった新聞各紙が一転、軍の思惑通りこれをあおるキャンペーンを開始。

     当時の二大紙であった、朝日新聞、毎日新聞は半年でそれぞれ約100万円(当時の総理大臣の月給800円)の臨時費を使って大宣伝をしました。

     昭和14年(1939年)4月の「天津事件」の際にも、イギリスとの外交交渉に関して、ほぼすべての新聞社が共同声明を出して、「我等は聖戦目的完遂の途に加えられる一切の妨害に対して断乎これを排撃する固き信念を有する」ものであり、イギリスは日本の言うことを聞けと主張しました。

     昭和16年10月26日の毎日新聞の社説では、「われらは東条内閣が毅然としてかかる情勢に善処し、事変完遂と大東亜共栄圏を建設すべき最短距離を邁進せんことを、国民とともに希求してやまないのである」と、対英米戦争をけしかけています。

     その後、各新聞社が大本営発表の宣伝紙となったことは衆知の事実です。

     国民が熱狂し、国民が読みたいであろう記事や社説を書くことによって、さらに国民が熱狂するという負の循環が起きたわけです。それは、必ずしも、日本だけに限ったことではないかもしれません。

     しかし、同じような過ちを繰り返したくはありません。

     半藤一利さんは、この著書の中で、5つの教訓を示しています。

    1。国民的熱狂をつくってはいけない。

    2。危機に及んで日本人は抽象的な観念論を好み、具体的、理性的な方法論を検討しない。

    3。日本型タコツボ社会における小集団主義の弊害。

    4。問題が起こったときに対症療法的で、すぐに成果を求める短兵急な発送をする。

    5。国際社会のなかの日本の位置づけを客観的に把握しない。

     滋味掬すべしです。マスコミだけを批判していても始まりません。政治家として、冷静な発信をするよう努力します。



    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「マスコミ報道を検証するー半藤一利著「昭和史」(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54680540.html)」

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    (兼原信克著、「戦略外交原論」、日本経済新聞社、2011年)

     今週末、日・アセアン特別首脳会議が開催されます。

     中国、韓国との関係が冷え込む中、アセアンとの連携は重要な外交案件です。

     中国の防空識別圏問題は、北東アジアに緊張をもたらしていますが、これは、おそらく中国の海洋戦略の一環としての布石の一つでしょうから、毅然たる態度で対応するのは当然としても、さらなる長期的な視座での戦略を練る必要があります。

     外交問題は、ついつい目先の派手な事象に目を奪われがちですが、冷静に、複眼的に考えていかなければなりません。

     何と言っても、外交・安全保障は国会議員にとっては、不断に研鑽を積まなければならない分野です。

     ちょうど、来年の中央大学大学院での集中講義のテキストを探している中で、兼原信克著「戦略外交原論」にぶちあたりました。

     最初に、日本の国益を定義した上で、国際情勢の戦略的な読み方を説き、そして、その国益を実現するための課題に論及している好著です。

     著者は、守るべき日本の国益とは、国民の安全と繁栄、倫理・価値観であるとします。そして、その価値観は、「良心」からくるものとします。

     彼の言う「良心」とは、生物の集団として人間が等しく持っている素朴な倫理の共通要素としての、「社会あるところ法あり(法の支配)」、「人間を愛しいと思う気持ち(人間の尊厳)」、「リーダーシップは統率される者の生存と幸福のため(民主主義)」であり、これらは人類に普遍的なものであるというものです。

     東洋的な儒教の思想、「天」=「民」によって権力が規制されるという考え方と、ロックやルソーなど西洋の啓蒙思想による「法の下の平等」や「民主主義」の考え方は、結局同じことだというのが兼原氏の理解です。この考えは、易姓革命を「天意」で説明する「書経」を学んできた私としては、とても納得できる内容です。


     そして、日本はこの150年の間に、苦しみながら、この二つの流れを一つの価値観に統合した経験を持っている。したがって、その経験が、これからの中国を含むアジアやアフリカの新興国の手本になるということを重視します。

     このことを踏まえた上で、先進民主主義国との協調を強化し、中国、インドなどの新興国を現状に取り込んでいく「関与政策」が、今後の日本の外交戦略の基本であるべきとの主張です。

     私のまとめ方が乱暴なので、荒唐無稽な外交論のようですが、現役の外交官である兼原氏は、もちろん詳細なデータを駆使し、軍事的な分析や歴史的な洞察を本書で披瀝しています。

     そして、今世紀後半、米国、EU、中国、インドの4大国がメインの外交プレーヤーになり、日本、ロシア、韓国(統一朝鮮)などが第2列めのプレーヤーとなる時に、日米同盟のあり方やハイパーナショナリズムの中国とどう向き合うか、示唆に富む提言をしています。

     倫理・価値観の重要性と歴史を踏まえた思索、さらに具体的な国際情勢の分析を一冊にまとめた本書に出会えたことを感謝します。

     国会やマスコミのチマチマした外交・安全保障論に飽き足りない皆さん、ぜひ一読をお勧めします。

     498ページの大著なので、うまくダイジェストするのは難しいです、、、苦笑。
     

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「日・アセアン特別首脳会議を迎えてー戦略的外交の重要性(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54682383.html)」

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    (伊藤忠商事中島精也チーフエコノミストと記念撮影)

     今日は、旧知の中島精也・伊藤忠商事チーフエコノミストと久しぶりに意見交換ができました。来年度の経済見通しとアベノミクスの評価に関して、貴重なお話を聞くことができました。

     米国経済に関しては、2014年のGDPは実質3%台の成長を予測します。一方で、米中央銀行は、リスク過敏症で、失業率7%の今、金融緩和を停止すべきなのにまだ開始していないと批判します。

     ユーロ圏を3つに分けて、周縁国は高失業率、政府財務残高水準のため予断を許さない。仏と伊は改革を行わず単位労働コストの上昇で競争力を失っている。独は一人勝ち(経常収支黒字はGDPの7%)。

     一方で、ヨーロッパ中央銀行の金利低下余地は後0.25%で、政策は手詰まり。

     中国の成長率は2010年の10.4%から,12年の7.7%と年々低下。課題は地方官僚のGDP至上主義とシャドーバンキング問題。中央対地方政府との主導権争いに発展する。一方、賃金と土地代の高騰もあり、中長期的には6〜5%成長に低下は必至。

     日本経済は、アベノミクスで閉塞感は一掃され、景気マインドは好転。しかし、円安にもかかわらず輸出は伸びない。実質賃金はなおマイナス1%超、円安で物価は上昇だが、消費税引上げ前の駆け込み需要で、消費は一時的に伸びている。住宅投資も駆け込み需要で前年比プラス10%。問題は、景気のムードが良いのに、設備投資が弱いこと。

     来年度はこれらの反動で、厳しい状況。このマイナス面をカバーするには輸出しかないため、日銀は更なる金融緩和で110円まで円安誘導するとのマーケットの予想。しかし、それでは輸入も増え、経常収支にも悪影響のおそれ。

     アベノミクスのマインド切り替え効果は評価。しかし、第1の矢も第2の矢も賃金が上昇するまでの時間稼ぎに過ぎない。財政のバラマキによる土建国家への先祖返帰りは大きな政府になり成長力強化に逆行。

     日本再興戦略はイノベーションによる生産性を上げる政策になっていない。賃金を上げるには生産性を上げなければならないのだが。

     最大の問題は、財政赤字と経常赤字の双子の赤字の危機が迫っていること。経常黒字は2007年25兆円、10年16兆円、13年4兆円と急減。このトレンドが続くと数年後には経常赤字が恒常化し、貯蓄不足になり外資依存イコール長期金利上昇の危機になる。

     以上が、中島チーフエコノミストの分析です。

     今、日銀がいわば財政ファイナンス(発行された国債の7割を日銀が購入)を行って、人為的に長期金利を押さえ込んでいるだけに、その危機が表面化する可能性が高いと私も思います。

     来年の通常国会では、このようなリスクがあることも正確に指摘していきたいと考えています。

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「伊藤忠商事中島精也チーフエコノミストの経済分析(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54683966.html)」

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  • 12/21/13--04:34: クリスマス募金活動
  • (JR和歌山駅前での募金活動)



     今日は、クリスマス前の三連休初日の土曜日。

     政治家にとっては、忘年会のはしごで大わらわの日です。



     午前中は、JA和歌山グループのビルの竣工式。JR和歌山駅前の交差点に11階建ての堂々たるビルが完成。和歌山市の玄関口にふさわしい建物になりました。まずは、関係者の皆様にお祝いを申し上げます。

     午後からは、JR和歌山駅で和歌山YMCAのクリスマス募金活動に参加。YMCAの会員として長年続けています。

     毎年恒例になっていますが、いつも寒くなるのは何ででしょうかね。

     今日も、昼前から冷たい雨が降り始めました。

     JR和歌山駅前は、いつもは早朝街頭演説をする「職場」です。今日は、もちろん政治色はいっさい抜きで、ひたすら募金のお願いです。

     YMCAの募金は、東日本大震災など災害救済や国際協力、地域のボランテイア活動などに使われます。

     今年の参加者は、普段YMCAと仲良くしている留学生の皆さんや子どもさん達も多くて、にぎやかなものになりました。

     このような街頭活動は、一人でも多い方が、元気が出ます。特に、寒い時などなおさらです。

     そして、道行く大勢の皆さんがご寄付をくださいました。やはり、子どもさんが持っている募金箱に集中しましたね。私も募金箱を持たせてもらったのですが、、、、顔見知りの方が、「義理?」でいれてくれたくらいかな、、、涙。

     去年もそうでしたが、若い人ほど、募金してくれます。「近頃の若い者」は心がやさしいですよ。

     来年は、団塊の世代の皆さんの奮起を期待します。苦笑。

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「クリスマス募金活動(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54687199.html)」

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    (韓国の国会議員会館から撮影した国会議事堂)

     昨日の夕方からソウルに入っています。

     岡田克也代議士、小川淳也代議士と三人で、韓国の国会議員やメデイア、大学教授などとの意見交換をするためです。

     私にとっては、先月の日韓議員連盟の総会のフォローアップの意味もあります。

     学会は、ユン・ドクミン外交安保研究員安保統一部長、パク・チョルヒソウル大学教授、チン・チャンス世宗研究所副所長。

     野党の民主党では、イ・ナギョン韓日議員連盟筆頭副会長、キム・ソンゴン国防委員長。

    (イ・ナギョン韓日議員連盟筆頭副会長、キム・ソンゴン国防委員長との会談の模様)

     昨年の大統領選挙の候補となり、野党候補統一のため候補を辞退したアン・チョルス議員とも会談しました。

     さすがに、韓国の若者に絶大な人気のあるカリスマ的な政治家で、人間的な魅力を感じさせる方でしたし、日韓の友好の重要性を十二分に認識されていました。

     今は、無所属ですが、今後、新党をつくり、新しい政治の流れをつくるつもりであると聞きました。

    (アン・チョルス議員との会談の模様。)

     また、東亜日報のシム・ギョソン論説委員室長をはじめ、パク・ジョンフン朝鮮日報社会部長、ハンギョレ新聞のオ・テギョ論説委員、韓国日報のファン・ヨンシク論説委員室長とも意見交換できました。

     それぞれに、意見の相違はありましたが、概要、韓国側の現状認識は次の通りです。

     パク・クネ大統領就任以来約1年間、日韓首脳会談ができていない理由は、安倍内閣の歴史認識がぶれることへの不信感。1993年の河野談話、95年の村山談話を引き継いでいるかどうか不明。この点をまず明らかにすることが重要。

     小渕ー金大中の日韓パートナー宣言の原点に戻ることを目標にする。

     当時、小渕首相には韓国をはじめ近隣諸国への配慮と温かい眼差しがあった。また、金大統領の対日観はバランスが取れていた。戦前の日本の植民地支配を批判する一方、韓国の脆弱性も指摘するし、戦後の日本が民主化し高度経済成長したことに学ぶべきだとの発言など。 

     日韓の関係が冷え込むことはアジア全体にとっても、両国にとっても大きなマイナス。

     こちらからは、良い時も悪い時も、定期的に首脳会談をすることが大切ではないかと主張。

     歴史認識の問題は置いておいて、まずは北朝鮮問題や経済問題で一歩前進することを成果に、首脳会談を開催すべきことを言いました。

     韓国側は、定期的な首脳会談の必要性は認めたものの、今はタイミングが悪過ぎる。外交担当の実務レベルで、小渕ー金大中の日韓パートナー宣言の原点に戻ることを成果に首脳会談をするべく、両首脳を説得するしかないのではないかと。

     また、韓国側からは、平均年齢80歳で57人の慰安婦の皆さんの問題は、彼女達が生きている間に解決すべきで、政府間で知恵を出す余地があるのではないかとの指摘。

     領土問題は、長期的な課題。徴用工問題は、慰安婦問題とは違い韓国政府にも責任があるので、日韓の官民で基金を作るような知恵が必要とのこと。

     確かに、個別の問題に入ると日本側にも言い分があるので、そう簡単ではありません。

     しかし、日本政府がこれまで積み上げてきた努力の過程を再認識し、自民党時代の各談話や小渕さんのパートナー宣言に立ち戻ることは、自民党の安倍内閣にはそう難しいことではないと思います。

     この他、野党の私たちは、現職の政府高官との接触を遠慮したものの、ユ・ミョンファン元外交通商部長官、コン・ノミョン元外交部長間などの有識者との会談もしてきました。

     この他、北朝鮮のチャン・ソンテク氏の処刑問題などにかんしても意見交換しましたが、機微に触れますので、内容は省略します。

     明日は、与党セヌリ党の議員の他、ソウル大学の学生さん達ともフランクな話し合いの予定です。

    (ロッテホテル前のイルミネーション。ソウルもクリスマス一色です。)

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「日韓首脳会談は可能か(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54688349.html)」

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    (ソウル大学の学生さん達との意見交換会の記念撮影)

     今日も、ソウルで日韓の友好を前進させるための会合を重ねました。

     まず午前7時からの朝食勉強会で、ソウル駐在の日本企業の関係者からヒアリング。韓国三井物産の中島透社長、東レソウル事務所の沼野隆一所長、韓国東芝の宮崎洋一社長、三井住友銀行の龍田俊之ソウル支店長の皆さんです。
     
     日韓関係が史上最悪と言われる中ですが、ビジネス面でのトラブルは全くないと、皆さんが同様におっしゃっていました。

     社員はほとんど韓国人ですが、普段の会話でも大きな問題はないそうです。20年くらい前の厳しさに比べれば、ずいぶん改善されているとのこと。

     徴用工問題に関しても、現地の日本企業が「韓国政府が何とか、知恵を出してくれるのではないか。」と鷹揚に構えていた方が良いと思っているときっぱり。


    (ソウル大学の学生さん達に話しかける岸本周平。)

     その後、ソウル大学日本研究所のパク・チョルヒ所長の設営で国際大学院や日本専攻の学生さん達との意見交換会。この秋、北京人民大学の学生さん達との会合でも有意義な話し合いができたので、楽しみにうかがいました。

     主に、日韓関係の議論になりましたが、驚いたのは、日本に関係する学問を専攻する彼ら彼女らにとって、3.11東日本大震災による原発事故が日本への期待を裏切る大事件だったそうです。

     保護者や友人から、「あんな事故を起こし、解決にもモタモタしている日本」のこと勉強したり、そのために留学して大丈夫?と言われたとのこと。

     もちろん放射能の問題もありましたが、日本の行政システムや技術水準への期待が裏切られたことが大きかったと何人かの学生が発言しました。

     これにはビックリしました。やはり、「百聞は一見に如かず」(いや、直接聞いたってこと)ですね。

    (意見交換会の模様。女子学生が多いです。) 

     それでも、彼ら彼女らは、日本を専攻し続けてくれています。日本に興味を持った理由はそれぞれでしたが、アニメやゲーム、また「嵐」などきっかけは文化的なことが多かったです。

     また、韓国の学校で教えられた近現代史と、自分で勉強したり、留学して教わったことの落差から、きちんと勉強したいと東洋史を専攻したという学生も複数人いました。

     韓国で未来のリーダーになる彼ら彼女らを応援したいと思います。

     写真でもわかるように、女子学生が圧倒的に多かったです。私の中央大学での教師経験を加えると、日韓ともに、女子学生の方が、度胸があって成績も優秀なのですね。 

     最後に、今日は与党セヌリ党のキム・テファン韓日議員連盟会長代行、ナム・ギョンピル同顧問、キム・セヨン同経済科学委員会副委員長との昼食会に。

    (セヌリ党の国会議員との記念撮影)

     日韓首脳会談の実現を望む私たちの意見を述べた後、日韓関係に関する議論は、昨日の韓国側のコンセンサスと同じことが先方から繰り返されました。

     その際、韓国国民が特に感情的になった原因の最大のものは、安倍総理が自衛隊の制服を着て戦闘機に乗っている写真が報道された際に、機体に731と書かれていたことだとの発言がありました。

     これは、日中戦争の際に、人体実験などをした「731部隊」を連想させる数字なので、あまりにも無神経ではないかとの批判です。

     私たちもさすがにそれは「偶然」のことなので、「不幸なできごと」だったと弁護しましたが、一国の総理大臣が、いわば「軍服」を着て戦闘機や戦車に乗ってはいけないですねと言わざるを得ませんでした。

     帰国前に、空港近くのレキシントンホテルで岡田克也代議士の日本の報道機関向けの記者会見があり同席しました。

     主に岡田代議士が発言されましたが、私にもマイクが渡されましたので、午前中のソウル大学の学生さん達との会議で、福島原発事故が彼らに与えたショックについて発言。

     そして、金浦空港から関西空港に。わず1時間30分のフライトでした。

     今回は、日韓議員連盟の事務局長代理の立場でもありましたが、勉強になりました。来年の秋のソウルでの合同総会に向けて、日韓親善のために具体的に貢献するよう頑張ります。


    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「日韓首脳会談は可能かーその2(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54689185.html)」

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     昨日、2014年度の政府予算案が閣議決定されました。

     一般会計の総額は、昨年度に比べて3.5%増加の95兆8823億円と過去最大の予算となりました。この他、5兆円を超す補正予算が加わりますから、100兆円を超える歳出規模になります。

     歳出カットができていないばかりか、景気対策のための公共事業などが大幅に増えていますから、せっかく社会保障の充実と財政再建のために消費税を来年度約5兆円増税したにもかかわらず、国債発行額は1兆円強しか減っていません。

     本来、景気の上ブレによる税収増は借金の返済に回すべきですし、消費税はこれまで借金でまかなっていた社会保障の財源に充てることで、安定的な運営を可能にする約束でした。

     結局、増税分の5兆円は社会保障に充てるという説明になりますが、玉突きで楽になった分は借金返済よりも歳出に回した結果となりました。

     もちろん消費税増税の一部は、子育てや医療などに充てることにしていましたが、ここまで能天気に歳出の増加を許すことは予定していません。

     苦しい生活の中で負担に耐える納税者の観点がまったく抜け落ちています。

     今、日銀は発行額の7割の国債を購入する財政ファイナンスによって、人為的に国債の金利を抑えています。しかし、このような財政節度のない予算案をマーケットが評価しない場合には、金利が上昇するおそれがあります。

     来年度も物価を2%に向けて上げていくためには更なる円安が必要で、日銀がそのための更なる金融緩和に踏みきれば、金利上昇の可能性は高まります。

     来年度予算でも、国債の元利払い費用は1兆円増の23.3兆円です。さらに金利払いの費用がウナギ上りに増えれば予算の編成が難しくなっていきます。

     アベノミクスの出口戦略を考えても、来年度の予算はもっと節度あるものにすべきです。

     消費税増税への備えと言う意味は判らないではありませんが、「羹(あつもの)に懲りてなますを吹く」のたぐいで、ここまで予算のバラマキをする必要はありません。

     来年の通常国会では、この予算の持つリスクとアベノミクスの出口戦略のリスクを合わせて、指摘していきたいと思います。

     

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「来年度予算案の問題点(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54689605.html)」

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     安倍総理が、靖国神社に参拝されました。

     第1期安倍内閣の時に靖国参拝ができなかったことを、「痛恨の極み」と常々おっしゃていましたから、やっぱりそうかという思いと、国益を損ねることになったという残念な思いです。

     特に、議員外交として日韓、日中の親善を推進する仕事を地道にやってきた私としては、ほんとうに忸怩たる思いです。

     個人の信念と総理大臣としての職責は分けて考えていただきたかった。

     これまでの安倍総理の国会答弁などを斟酌すると、A級戦犯を生んだ東京裁判そのものを否定したいお気持ちもあって、靖国神社に参拝されたことだと思います。

     東京裁判の問題点に関しては、「パール判事」のブログで書いた通り、私もおかしいと思います。

     しかし、日本が独立するために結んだサンフランシスコ平和条約において、日本政府はこの「東京裁判」を明確に受け入れています。そうしないと、国際社会に復帰することができなかったからです。

     個人の思いとは別に、外交のルール上どうしようもないことなのです。

     ですから、今回の総理の参拝にかんして、中国、韓国のみならず、アメリカ、欧州、ロシアなども厳しい批判をしたのです。

     サンフランシスコ平和条約によって戦後作られた国際秩序はアメリカを中心とするものです。そのことに、挑戦する「歴史修正主義者」とのレッテルを張られかねないのです。

     同盟国に対して「失望(disappointed)」という言葉を使うことは、まずありません。そうとう思い言葉として受け止めなければなりません。しかも、在日アメリカ大使館のみならず、国務省までもが同じ言葉を使って批難したことは外交上の大失策です。

     この秋に、国務長官、国防長官の二人のアメリカ政府高官が、靖国神社ではなく、千鳥が淵の無名戦士の墓に献花したことのメッセージを真剣に受け取らなかったこともアメリカの態度を硬化させた一因でしょう。

     小泉政権の時にも、靖国参拝が大きな問題となりましたが、同盟国であるアメリカはノーコメントの立場を取ってくれていました。

     今回、日米のあいだですきま風が吹いたわけですから、中国、韓国はこれまで以上に強い態度を取ることになりかねません。

     昭和天皇も、靖国神社へのA級戦犯合祀の議論が始まった1975年からは靖国参拝を控えられ、78年に合祀、79年にそのことが発表されてから、一度も参拝されていません。平成天皇もその姿勢を引き継がれています。

     国民の議論も、本件に関しては、大きく二分されています。

     ここは、個人の感情よりも国益を代表する総理の立場を優先させるべきだと考えます。公私の別を峻別すべきでした。

     先日も韓国に行って、議員外交をしてきましたが、来月に東京で開かれる「日米韓国会議員会議」への韓国国会議員団の欠席が決まりました。本当に残念です。

     来年以降も、日韓、日中の関係改善のために、裏方として一生懸命仕事をしていきます。何事もあきらめずに継続することがたいせつだと思います。

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「安倍総理の靖国参拝の持つ意味を考える(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54693144.html)」

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    (スーパーマーケット街宣初日。)

     毎年、年末はスーパーマーケットの前での街頭演説に決めています。今年で9年目に突入しました。28日(土)から大みそかまでの四日間になります。

     まず、会社関係は27日(金)が仕事納めの企業が多く、29日から閉まっています。戸別訪問しようにも、主婦の方は忙しいし、子どもや孫の帰省もあって、相手をしていただけません。

     そこで、奥さんの荷物持ちにスーパーマーケットに来るお父さんもゲットできるスーパーマーケットに的を絞りました。大正解でした。

     初日の土曜日は、時折小雪も舞い散る寒いスタート。

    (スーパーマーケット街宣二日目。)

     二日目も午前中、小雪が舞いましたが、午後は晴れました。太陽の力はすごいですね。お日様が照っていると、けっこう暖かいのですが、曇ると一瞬でさむくなります。

     今は、ヒートテックの下着と、ホカロンで完全防備しますので、和歌山のような南国では、問題ありません。

     それでも、気温が4度近くまで下がっていましたから、気合いを入れて回りました。

    (スーパーマーケット街宣三日目の餅つき大会。)

     三日目の30日は比較的穏やかな気候。気温も昼間、8度はありました。曇らなければ快適でした。

     そんな中、毎年、ご自宅でお餅をつく支援者のお宅に途中下車し、お餅をつかせてもらいました。

     お正月のお餅を年末にご家族で用意するなんて、今時素敵なことです。もっとも、奥さんやお嫁さんは準備でたいへんそうです。お世話になりました!!

     ご友人の家族、子どもや孫さんが入り乱れ、大騒ぎですが、とてもアットホームで楽しい時間をいただきました。

     何より、つき立てのお餅は、ほんまに美味しいです。

     もともと、子どもの頃からお餅が大好物の私にとっては、お餅つきに呼ばれるのは至福の境地です。

    (スーパーマーケット街宣四日目。)

     大晦日の最終日は、11度もあって、暖かい一日となりました。ごほうびのような天気で助かります。

     今年も、元気に政治活動ができました。心から感謝申し上げます。来年もご指導ご支援よろしくお願いいたします。

     明日の元日は、皇居の新年祝賀の義に参列します。二日、三日は毎年、恒例の日前宮前の路上での立礼の予定です。

     2014年が皆さまにとりまして、より良い年になりますようお祈り申し上げます。

    ※この記事は、下記の岸本周平公式ブログからもご覧いただけます。
    「今年も、街頭演説4Daysで暮れてゆきます。(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54691769.html)」

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  • 01/01/14--03:18: 新年祝賀の儀
  • (年に一回しか着ないモーニング服に身を包み。)

     明けましておめでとうございます。元日の東京は快晴で、暖かい一日。最高気温は15.5度で3月中旬並み。

     今年も恒例の皇居での新年祝賀の会に参加しました。天皇陛下から「国の繁栄と国民の幸福を祈ります。」と直接お聞きし、身の引き締まる思いです。
     
     国民の幸福を祈ることがお仕事であられることが自然に伝わってくる真摯で温かいお言葉でした。

     また、天皇陛下は、今年の傘寿のお誕生日の記者会見で、次のように語られています。

     「80年の道のりを振り返って,特に印象に残っている出来事という質問ですが,やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており,その翌年の12月8日から,中国のほかに新たに米国,英国,オランダとの戦争が始まりました。

     終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が,若くして命を失ったことを思うと,本当に痛ましい限りです。

     戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。また,当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。

     戦後60年を超す歳月を経,今日,日本には東日本大震災のような大きな災害に対しても,人と人との絆きずなを大切にし,冷静に事に対処し,復興に向かって尽力する人々が育っていることを,本当に心強く思っています。」

     天皇陛下は、お心の底から、日本の平和と民主主義を守るため憲法をたいせつにされています。この記者会見でもわざわざ、そのことに加え日米の良好な関係の重要性にも触れておられます。

     昨今の政治状況が陛下のお心と反対の方向に向かっていることに、国会議員の一人として残念にも悔しくも思います。

     今年、日本の平和と民主主義を守るために、誠心誠意努力します。

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    「新年祝賀の儀(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54693816.html)」

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  • 01/03/14--06:20: お正月の街頭活動
  • (日前宮門前での新年のごあいさつの様子。)

     毎年、元日は皇居で新年祝賀の義に参列。二日、三日は和歌山市内の「日前宮」(本当は日前神宮、国懸神宮)の鳥居前の路上で新年のごあいさつ。

     浪人中は元日も含め、三日間立っていましたが、現職になってからは、残念ながら二日間だけになりました。

     毎年立っていますので、同じ日に参られ、お目にかかる方が大勢おられます。

     「周平さん、今年も会えたね。がんばってよ。」と声をかけていただくと、また来年も立たなくちゃと思います。そのようにして7年間続けてきました。

    (日前宮門前のにぎわい。)

     今年の三が日は東京も和歌山も暖かい街頭日和でした。この二日間、ポカポカ陽気のためホカロン要らずでした。

     昨日は、午前10時から午後4時まで、今日は午前9時から午後3時まで毎回6時間コースです。休憩なしでごあいさつします。

     食事はしませんが、いつもタイ焼きとかたこ焼きの差し入れをいただきますので、立ったままお昼ご飯代わりに食べさせてもらいます。

    (日前宮鳥居前で記念撮影。朝一番に撮りました。すぐに人出で一杯になりますから、この場所では立てません。)

     今日は、午後1時から異業種交流会「にきん会」のメンバーと一緒に日前(ひのくま)神宮、国懸(くにかかす)神宮に初詣。両神宮は官幣大社で紀伊の国一の宮とされています。

     禰宜の紀さんが「にきん会」のメンバーでもあり、神宮の説明をいただきながら参拝させてもらいます。

     今年は、境内のえべっさんのご説明をいただきました。

     「市戎(いちえび)神社は、かつて境内の外にお祀りされていました。江戸時代の享保6年に境内に御遷座され日前宮の末社となりました。もともとこの社の近くで市が立ち非常に賑わったことから、次第に市のえべっさん・市えびすと呼ばれるようになり、たいそうな賑わいであったようです。和歌山市内では、東の宮と水門吹上神社のえべっさんが有名ですが、市戎神社も今再び売り出し中です。よろしくお願いします。」とのことです。宣伝しておきます!

    (市戎の神社前で説明する紀禰宜さん)

     紀家は天皇家に次いで古い家柄です。天皇家には苗字が有りませんから、苗字のある家としては日本最古になります。

     日前宮に関して、司馬遼太郎の「街道をゆく (32) 阿波紀行、紀ノ川流域 」に詳しい記述があります。

     このブログにも何度も出てくる伊太祈曽神社、竃山神社、そして日前宮は和歌山の誇る古い神社で、初詣にこの三つの神社に参ることを「三社参り」と言って、大勢の善男善女が参られます。

     なので、お正月の三が日は、日前宮の前で立礼しますと和歌山中の皆さんにごあいさつができるという次第です。来年もよろしくお願いします。

    (昨日、皇居でいただいたおせち料理)


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    「お正月の街頭活動(http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/54694854.html)」

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